全てを無くしてからは ありがとうと思えた

追いコンが終わってから数日間にわたって虚無感に苛まれています。
僕は終わったことをいつまでも引きずるタイプの人間らしい。
それと共にいよいよ大学生活の終わりを実感しています。
 
 
 
追いコンでは最後くらい良い演奏で締めくくりたいと思っていましたが、
結局最後まで下手の横好きを貫き通してしまいました。
オンクラにいた4年間を思い返してみると、ライブが終わる度に自分の拙い演奏に失望し、
表現したいことに自分の技量が追い付かないことに苦悩し
周りの者の演奏に圧倒され、自分の才能のせいにしてばかりの日々だった気がします。
そんな日々が続いても、性懲りもなくバンドを続けてこれたのは
ギター弾いて、歌って、バンドの皆で一つの音楽を作り上げることがどうしようもなく楽しかった
一からライブを作り上げることがどうしようもなく楽しかった
自分たちの演奏を聴いてくれる人からの評価と期待があったからに他なりません。
それだけで、バンド最優先で大学生活4年間を突っ走ってきたといっても過言ではない。
今考えると自分でもアホらしいと思います。
でも、確かにバンドは僕の平凡な日常に希望と楽しみを与え続けてくれた。
 
 
 
そんな輝かしい4年間が、終わってしまいました。
今までだったら、ライブが終わる度に一人家で反省会をし、次に向けて一念発起したものですが
もうその意味も無くなってしまいました。
もう、夢から醒めなくてはならない。
 
 
 
 
 
 
シロップの演奏の時、本当は最後に皆に話したいことがたくさんあったのですが
自分でも想定外だったが、言葉にする前にいろんな感情がこみ上げてきて、話すことができなかった。
結局僕に出来たことは、歌詞一字一句を噛み締めながら、歌に気持ちを託すことだけでした。
あの歌が少しでも誰かの心に響いていたら、僕の4年間は報われます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
昨日より今日が素晴らしい日なんて
わかってる そんなこと当たり前のことさ
時間は流れて 僕らは年を取り
汚れて 傷ついて 生まれ変わっていくのさ