絶望すると 楽になるね

最近1か月に2回くらいはこんな夢を見ます。
陸上辞めてからもう2年も経つのに、何故か陸上の大会に選手として居るという。
決して高校時代の回想ではない。今現在の俺がそこにいるのだ。
そこで、俺は陸上辞めたはずなのになんでいきなりこんな場所にいるんだ?と自問する。
もちろん高校時代のチームメイトもそこにいる。
何故か奴らは現役時代と動きが全く変わらない。まったく鈍っていない。
どうやら俺は400とマイルに出るらしい。
っていきなりかよ。走れるわけないだろ。
ウォーミングアップをする。妙な違和感。
当たり前だ。今はもう現役時代の体ではない。
ダッシュしても周りの奴らに追い付けない。
まるで水中で走っても全く進まないあの感覚である。
そして俺は絶望する。



もう一つはこのパターンである。
どういうわけか俺は2つの部活に在籍していて、陸上部となんかの部活を掛け持っているらしい。
ところがその俺は陸上部にはほとんど出ていないらしくて、もう一つの方の部活に専ら参加しているようなのだ。
チームメイトは「お前が来ないからマイルの練習全然出来ない」「先生がお前全然来ないから怒ってるぞ」
とか言ってくる。そこで俺は陸上部にも参加しないといけないことに気づく。よし、今日は行こう。
とはいえ陸上部にほとんど参加していない俺は体が鈍ってるし、皆に遅れをとっているに違いない。
そんな不安を胸に陸上部に参加すると、大体メニューノートには400何セットとか500とか書かれていて・・・
いやいや、いきなりは無理だろ・・・と絶望するというオチ。





いったいこの夢が何を示唆するのかはなんとなくわかるんですよ。
まだ俺は陸上に未練があるってことです。
現役時代もパッとした成績は残せなかったけど、それでも中・高校時代において陸上競技が相当なウェイトを占めていたことは確か。
大学に入って運動部から全く縁がなくなって、今まで培ってきたステータスが一つ失われてしまうという不安な感情を表してるんだと思います。
時々無性に走りたくなるんだな。でもちょっと走ってみるとやっぱり理想からは程遠い感覚。
たとえば今年の音クラの夜行会のときもそうだ。えらくバテるのが早かった。ゴールしても全然気持ち良くなかった。
果たして今の俺に400メートルを1分以内に走り切る体力があるだろうか。それも怪しい。




培ってきたものを捨てるのは簡単だ。しかし全てを保持することは至難の業である。